2019年3月13日水曜日

Vol.30 p23 あいうえお絵じてん : 手話・指文字入門

Vol.30 p23 あいうえお絵じてん : 手話・指文字入門
(聴覚)
(小・低学年から)





内容 表紙を開くと、表紙裏のページが真っ赤な見開きになっていて、大きな黒文字で「指文字五十音表」と書いてある。指文字の隣にカタカナ文字も書かれ、50音表と濁音、半濁音、促音、拗音なども含めて72文字が書いてあります。
「あ」はあわてんぼうの「あ」、あひるさん、おまがさ わすれて あまやどりと、「あ」のつく手話と指文字を絵で紹介し、下半分の絵には、あんぱん、あらいぐま、あり、あじさい、などもかかれ、指文字の練習とともに手話の絵も描き、解説してあります。
指文字を手話の絵とともに楽しく学べるようになっている絵辞典です。

内容 Japanese alphabetical(a-i-u-e-o) order are written with Finger character(YUBI-MOJI) on the red back cover of this book. They are with Katakana alphabet.
"a" is "a" of "a-wa-te-n-bo-u (hasty)"
It is good pictorial dictionary designed to make learning fun with finger paintings and sign language pictures.



<NDL> http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001767346-00
タイトル あいうえお絵じてん : 手話・指文字入門
著者 矢島忠男 文
著者 南波昌子 絵
出版社 偕成社
出版年月日等 1985.10
ISBN 4034370203
JP番号 86006173
件名(キーワード) 手話 Sign language
NDC(9版) 378 : 障害児教育言語 Education for the handicapped children
jpn : 日本語


ラベル: 2018, Vol.30, 対象:小・低学年から, 聴覚

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2018年8月29日水曜日

Vol.30 p29 マルコとパパ : ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック

Vol.30 p29
マルコとパパ : ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック

日本語版


スペイン語版



アルゼンチン出身の作家グスティ(GUSTI)がダウン症の息子マルコとの関係を描いた作品である。最初、作者は息子の病気について受け入れられず、困惑していた。しかし、この作品で著者は、あるがままの息子を愛するようになっていく父親の内面を表現しています。



This book was written by Argentine writer Gusty. He drew a relationship with him and Marco, his son, Down Syndrome. At first, He unconcerned about his son's sickness and he was confused. However, in this book the author expressed the inner face of a father becoming to love his own son.

グスティの他の作品





<NDL>http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028783350-00
タイトル マルコとパパ : ダウン症のあるむすことぼくのスケッチブック
著者 グスティ 作・絵
著者 宇野和美 訳
出版社 偕成社
出版年月日等 2018.2
注記 原タイトル: MALLKO Y PAPÁ
ISBN 9784035316503
JP番号 23011150
別タイトル MALLKO Y PAPÁ
出版年(W3CDTF) 2018
件名(キーワード) ダウン症候群 Down's syndrome
原文の言語(ISO639-2形式) spa :
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語



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2018年8月22日水曜日

Vol.30 p22 ピアノはともだち : 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密

Vol.30 p22 ピアノはともだち : 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密
(視覚)
(小・高学年)





Piano door to the world the secret of pianist Nobuyuki Tsujii of friends miracle



「小眼球」という障害のための全盲で生まれた辻井伸行さんは、0歳で有名ピアニストの音色を聞き分け、2歳で母親の口ずさんだ「ジングル・ベル」におもちゃのピアノで伴奏する神童でした。痛快なまでの天才ぶりとピアノで人とつながっていく姿を描きながら、その成長の足跡や努力などが描かれています。

Mr. Nobuyuki Tsujii was born blind due to "small eyeball ( Microphthalmos ) " disorder. He pick out the sounds of a famous pianist at the age of 0. He played "Jingle Bell" with a toy piano when he was two years old. From the way he connects to people through the piano, his friend, he tells us the course and efforts of his growth.



<関連の本>
ピアノはともだち 奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密 (講談社青い鳥文庫)



ピアニスト辻井伸行 奇跡の音色 ~恩師・川上昌裕との12年間の物語~





今日の風、なに色?―全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ばれるまで




親ばか力 子どもの才能を引き出す10の法則



のぶカンタービレ! 全盲で生まれた息子・伸行がプロのピアニストになるまで




<NDL>http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011176838-00
タイトル ピアノはともだち : 奇跡のピアニスト辻井伸行の秘密
著者 こうやまのりお 著
シリーズ名 世の中への扉
出版社 講談社
出版年月日等 2011.4
ISBN 9784062169011
価格 1200円
JP番号 21936094
出版年(W3CDTF) 2011
件名(キーワード) 辻井, 伸行
要約・抄録 生まれたときから光のない世界で、人と心をかよわす方法をピアノに見出した辻井さん。その奇跡の音色に迫る。 (日本図書館協会)
要約・抄録 ピアノは単なるモノじゃない。僕のともだちなんだ—。ピアノで人とつながることを覚えたひとりの少年が青年に成長する姿を描く。 (日本児童図書出版協会)
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語

*視覚障害 ( Visually impaired ), 小眼球 ( Microphthalmos )


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2018年8月21日火曜日

Vol.30 p21 6この点 : 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし

Vol.30 p21
6この点 : 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし

日本語版


英語版



アルファベット点字を発明したルイ・ブライユの伝記です。フランスで生まれ、3歳で左目を失明、5歳で感染症のため全盲になったルイは、パリにある王立盲学校に入学しました。好奇心がつよく学ぶ意欲の高いルイは、陸軍大尉が使う暗号から新しい暗号を作る取り組みをはじめました。
日本では、小学4年生の国語の教科書でルイ・ブライユがとりあげられており、多くの小学生が彼について調べる機会があります。日本語の点字ではかな文字を表しています。



This book is a biography of Louis Braille which invented the alphabet Braille. He was born in France, blinded his left eye at the age of three, became blind because of infection at the age of five. He entered the Royal School for the Blind in Paris. He was curious and he studied hard. He made a new cipher from the military cipher. In Japan, we learn about him in Japanese textbook of elementary school fourth grader. Therefore, there are opportunities for many primary school students to investigate him. Braille in Japanese represents kana characters.



<NDL> http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028390339-00
タイトル 6この点 : 点字を発明したルイ・ブライユのおはなし
著者 ジェン・ブライアント Bryant, Jennifer 文
著者 ボリス・クリコフ Kulikov, Boris 絵
著者 日当陽子 訳
出版社 岩崎書店
出版年月日等 2017.8
大きさ、容量等 33p ; 29cm
注記 原タイトル: SIX DOTS
ISBN 9784265851027
価格 1700円
JP番号 22933499
別タイトル SIX DOTS
出版年(W3CDTF) 2017
件名(キーワード) Braille, Louis--ブラーユ, ルイ
NDC(10版) 289.3 : 個人伝記
NDC(9版) 289.3 : 個人伝記
原文の言語(ISO639-2形式) eng : English
言語(ISO639-2形式) jpn : 日本語



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2017年6月1日木曜日

はじめに(Vol.01)



<<1989年発行「ハンディキャップを持つ人を描いた児童図書リスト」のはじめにから>>

国際障害者年が提唱され、来年は、はや10年を迎えます。「福祉」とか「障害」という言葉は、一般に浸透してきたようですが、障害をもつ人をとりまく「文化」も豊になったのでしょうか。
私たちひとりひとりが、この間少しでも障害をもつ人たちのことを考え、何をしてきたのかが、この10年間の内容を示すのだと思います。
さて、それでは、わたしたちの「障害と本の研究会」では、いったい何をしてきたのでしょう。何もたいしたことはできなかったけど、10年目を迎える節目に、近年の活動(1686~1989年)をここにまとめてみました。

<研究活動の概要>
毎月一回、研究例会をもち、次のような4つの面から研究活動をしてきた。

(1)「障害児と一般の子どもと一緒になって本の中で遊べる本」を作る。
  • 「赤いふうせん」を基に布の本を完成 = 幼稚園、養護学校、文庫などで子どもたちに利用してもらうなかで、子どもの発達と本のサイズという点で大きな示唆を与えられた。
  • 「あかいぼうしだれのかな?」 = 子どもがなぞ解きをしながら上部と横と両面からめくっていく布製の本を完成。 = 文庫、養護学校などで子どもたちが取り合いっこになるほど人気がありました。
  • 『あそびにきてください(ポプラ社刊)』を基に、布製とし、寝たきりの子ども向きに大型の壁掛けに作った。 = 寝たきりの子が寝がえりをしながらぬいぐるみの動物たちを友達にして自分の世界を広げていけるので、歩けない重度障害児たちに大よろこびされている。(サンケイ新聞に紹介)
  • 「ジェンケンポン」視覚障害の人にむけて作った切り絵による作品 = 手で触れながら本を相手にジャンケン遊びがしていけることでは楽しめるが、大きさや厚紙の材質などの点で、視覚障害の人から示唆をいただいた。
  • 「ゆりちゃんのいちにち」1才児の一日の生活を、母親と一緒に語り読みをする方法に作った絵本で、時計を子どもが操作して楽しめるようになっている。 = ゆりちゃんとお母さんがよく利用しているが、もっと他の1才児にも広げてみたいと思っている。
  • 「カレンダーであそぼう」発達年齢2~5才児くらいの子ども向けで、一年間のカレンダーの数字がとりはずして、組み立てられるようになったもので、布製で壁にもかけられるようになっている。 = これは、まだ出来たばかりでどこにも実践していない。週2回、日曜日を作って楽しむ子もでてくるかも。
(2)障害児の読書について知り、自分にできることをしていく。
  • 「障害児と本の研究会」で製作した本について、幼稚園、保育園、学童クラブ、子ども文庫、養護学校などで読み聞かせをしたり、子どもたちに貸し出しをしてきた。
  • 会員の幼年向けの短編のテープを貸し出しした。(文化放送から放送された作品)
    「まあるいまるとまあるいしかく」 小川政子 作
    「ゆきだるま」 星野美智子 作
    「じごくからよめさんつれて」 塚原静子 作
  • 「障害児の読書教育」国土社刊。勝尾外美子 菊池澄子 共著
  • 小学校、養護学校などで読み聞かせボランティアを行った。
(3)障害児に関わる子どもの本を読む

わが子に「今年読んだ本のうち、感動した本を5冊だけあげて・・・」といったら、そのうちの3冊までが障害をもつ子供が登場してくる本だった。という報告を受けたのは、1982年のことでした。そのお子さんはどんな点に感動したのでしょう。
「わたしたちも障害児を描いた子どもの本を読んでみましょう。そしてお互いの障害児観に差別や偏見はないか、日常生活を振り返りながら自分の人間観を見直し、より「愛」のある生き方を求めたいですね。
このような理由から「障害児と本の研究会」では、3年ばかり前から障害児に関わる子どもの本を積極的に読み始めました。
そこで、自分自身の人間観(障害児観)を見直すためにも、ただ読みっぱなしにして「よかった」だけで終わるのではなく、感想やあらすじを書きとめることにしました。その感想について、ディスカッションを積み重ねながら、お互いが育ち合ってきたような気がします。
「60冊」近くにもなったこの感想文を、わたしたちだけの手元に置くだけでなく、より広い場で役立てていただければと願い、今回の講座を機会に冊子にまとめてみました。どうかご利用ください。

(4)障害児に関わる子どもの本のリストづくりをする

障害児を描いた子どもの本を読むことと平衡して、リストづくりをはじめました。はじめは100冊ぐらいは出版されているかしら?といっていっていたのですが、その気になって目を向けていくと(1960~1988年)約30年間に180冊近くにもなっていました。これでも、まだ落ち度があることでしょう。もし、お気づきになりましたら、あなたの一冊も書き加えてください。


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Vol.30 p23 あいうえお絵じてん : 手話・指文字入門

Vol.30 p23 あいうえお絵じてん : 手話・指文字入門 (聴覚) (小・低学年から) 内容 表紙を開くと、表紙裏のページが真っ赤な見開きになっていて、大きな黒文字で「指文字五十音表」と書いてある。指文字の隣にカタカナ文字も書かれ、50音表と濁音、半濁音、促...